2013年11月8日金曜日

テラフォーマーズ 総評

”人類”vs”害虫の王”の果てしなき闘い



テラフォーマーズ 1 (ヤングジャンプコミックス)
作:貴家悠 画:橘賢一
連載期間:2011~連載中
ジャンル:バトル
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
画力:★★★★☆
管理人のツボ:★★★★★
総合評価: :★★★★☆

-あらすじ -
西暦2599年―――。火星のテラフォーミング計画が進行しその地表は苔とある生物で覆われていた。そして、選ばれし15人の若者達は重要任務の遂行を期待され、友人宇宙船”バグズ2号”に搭乗し、火星へと向かう。だが、火星の過酷すぎる環境は、地球で3億年間姿を変えなかったゴキブリを進化させていた・・・。人型へと進化したゴキブリに人類は勝つことが出来るのか・・・?!

-感想-
"このマンガがすごい!2013"のオトコ編で一位になり、一躍有名となった”テラフォーマーズ”です。
この作品を一言で言うなら、「火星で人型に進化を遂げたゴキブリ”テラフォーマー”と、手術により昆虫や動物の能力を得た”人間”との能力バトル漫画」といったところでしょうか。

敵であるテラフォーマーの見た目はこんな感じ・・・



貴家悠、橘賢一「テラフォーマーズ」 一巻 P28,29



んー、なんともいい感じに気持ち悪いですね(笑)
しかもゴキブリ本来の機能である素早さやしぶとさ、頑丈な甲皮などは残ったままという恐ろしい設定です。
銃など持っていたところで生身の人間だと瞬殺されます。


しかし人間側も黙って殺られている訳ではありません。人間は通称”M.O.手術”と呼ばれる手術を受け、昆虫や動物の能力を得て闘います。
”人間と同じ大きさになったらどの生物が一番強いのか”なんてことは、誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。 
なんとも中二心をくすぐられる設定ですよね。
デザインも凄く格好良いです。


そして何といってもこの作品の面白いところは、戦闘の際の能力解説にある思います。
やはり能力バトルものなので、”誰がどんな能力を持っているか?”ということが一番気になるわけですが、その見せ方が凄く上手い。
現在5巻まで刊行中ですが、演出が上手いから今のところマンネリも感じませんし、誰かの能力が明らかになるシーンは毎回シビレます!!
貴家悠、橘賢一「テラフォーマーズ」 一巻 P127

その生物の特徴や能力の原理を詳しく解説してくれるのもイイです。


そして戦闘自体もアツくて面白い!
特に好きなのがこのシーンです。

貴家悠、橘賢一「テラフォーマーズ」 一巻 P127





貴家悠、橘賢一「テラフォーマーズ」 一巻 P170



ただこの作品、かなり好き嫌いは分かれると思います。
なぜかと言いますと、とにかく人が死ぬんですよね。
結構重要かなー?と思ったキャラが次のページで首が飛んでたりするので・・・(笑)

個人的には、戦闘シーンに緊迫感を出すためにはいつ死ぬか分からない方がいいと思うし、この作品の場合はテラフォーマーの圧倒的強さを演出するためにも必要な描写かなーと思いますが、受け付けない人もいるでしょう。
でも初期のGANTZなんかが好きな人なら楽しめるんじゃないかなーと思います。



今やかなり有名になった感はありますが、”テラフォーマーズ” オススメです!




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